
先日、トルコ記念館へ行ってきました。
場所は、和歌山県東牟婁郡串本町にあります。
なぜ、串本町に【トルコ記念館】があるのか?ですが、
明治23年9月16日に、トルコの巡洋艦「エルトゥールル号」が串本町付近で座礁し沈没しました。
乗組員約650名中、580余名が遭難しましたが、
地元住民の献身的な救難活動により奇跡的に69名の命が救われました。
それ以降、トルコと串本町との友好関係が現在まで続いているのです。
【トルコ記念館は】、友好の証、友愛の精神を広く伝えることを目的として建設されたそうです。
この度、念願叶って【トルコ記念館】へ行くことができました。
中へ入ってみると、遭難事故に関する資料も沢山ありましたが、
昭和60年3月20日の新聞記事に目を奪われました。
それは、イラン・イラク戦争時に、サダム・フセイン大統領が「48時間後、イラン上空を飛ぶ全ての航空機を撃墜する」突如宣言した、あの事件のことです。この時、イランには250人以上の日本人が取り残されていました。
当時の日本は、イランへの路線が無く、安全も保証されない為、日本政府は救援機も出せずに困っていたのです。
そこへ、トルコの航空機が、日本人のイラン国外脱出へ手を差し伸べてくれたのです。
その時の駐日トルコ大使が「95年前(エルトゥールル号)の恩返しをしたまでですよ」とおっしゃっていたそうです。
本当に感動する出来事です、鳥肌が立って涙が溢れてきました。
現在、トルコのオリーブを輸入するにあたり、こういった縁の場所へ足を運べたことは感慨深いです。
将来、オリーブを通して仲間が増えたあかつきには、是非【トルコ記念館】を訪れるツアーを開催したいと思います。
まだまだ、スタートラインに立ったばかりですが、今後ともよろしくお願いいたします。
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